大手IT企業での社内ベンチャープロジェクトチームを対象に3ヶ月間の人材アセスメント「アセスメント・アナリシス」導入・活用をサポートさせて頂きました。
(守秘義務のため開示許可をいただいた情報のみ公開)
導入プロセス
人材アセスメント「アセスメント・アナリシス」について下記の3段階のフェーズで導入・活用支援を行いました。
①アセスメント・アナリシス目的と目標の設定と運用設計
②対象者の個性分析(テストと面談)によるレポート
③各個性タイプと習熟レベルについての相互理解を図るチームビルディング
導入前の状況(プロジェクトチームリーダーより)
社内ベンチャー制度を活用し新規プロジェクトチームを発足し一年が経過したが、当初に計画した目標が達成できていない状態。
今期の結果次第ではチーム解散の可能性があり、どこか諦めムードが蔓延してチーム内でのコミュニケーションも空回りしている状況。
そんな状況を打破しようと画策する中で当初は数字に直結しそうな営業力強化の研修を依頼。
株式会社夢峰の個々人の内発的な動機付けを重視する営業力強化研修で一定の成果が出たため、さらに踏み込んだ打ち合わせを重ねる中で各個人の特性(違い)に焦点を当てた能力の引き出しを意図する個性分析アセスメント・アナリシスを敢行。
今いるメンバーでチームとしてチャレンジができる関係を構築し、チャレンジから学習して成果を上げる文化をつくるために「心理的安全性を高めて成果を出す為の相互理解」にチーム全員で本気で取り組むことを決めた。
アセスメント・アナリシス導入・活用効果(導入一年後に振り替えって)
各人の個性を分析するにあたりペーパーテストのみでの診断レポートだけでなく、面談を含めたアセスメントとそれぞれの個性を相互理解を促すためのミーティングのファシリテーションをお願いした。
アセスメント・アナリシスはまず個性の33%を明確にして、そこを伸ばしていくというわかりやすさと受け入れやすさがあり、 個々人の自己理解、メンバー間の他者理解、チームとしての相互理解が進んだ。
このことがメンバーの強みを相互認識するきっかけとなり、自分としてはリーダーとして自分の強みを活かすだけでなく、弱みを受け入れることを余儀なくされた。
はじめはなかなか受け入れ難かったが、自分の個性について強みと弱みの両面を受け入れることでメンバーに頼れるようになったことはとても大きかったと思う。
これまでメンバーに自分のやり方を押し付けるばかりで、メンバー各人の個性(強み)を活かす戦略を立てられなかったことが失敗の大きな要因であるということ。
そのことをアセスメント・アナリシスの導入・活用を進める中で自分自身でも気付いて言動を変える大きなきっかけとなった。
(これまでの自分の性格として人から同様のアドバイスを受けるだけではできなかった変化だと思う。)
メンバーも仲間に自分の得意や強みが理解されることで、自分の強みを活かしてチャレンジしたいという思いが出てそういった前向きなコミュニケーションができるようになった。
チームとしてのメンバーそれぞれの強みを最大に活かすということを決めて動く中で、指示待ちばかりだと思っていたメンバーが自ら考えて動きチャレンジをしはじめた。
その中で失敗と成功を繰り返しながら徐々に成果が出はじめて、2年目にはじめて目標を達成することができた。
これは
①各人が個性を理解し、
②心理的安全性が高まり、
③挑戦できる文化を醸成した
結果だと思っている。
各人が自律的に動くことができるチームとして大切なことは、挑戦できる土壌づくりとそこから学び合うことをよしとする価値基準を明確にすることがポイント。
その為にはありきたりな言葉だがお互いの信頼が大切。
その信頼の根拠が、お互いの個性(違い)を理解してを認め合うことと、学び合うこと。
このアプローチに本気で取り組んで成果に繋がったことで自信にもなったし、このことは私を含めメンバー全員の仕事の考え方に大きな影響を与えた。
これからも皆で精進し、個性を活かしながら社会に提供できる価値を高めていきたいと思う。
この度はありがとうございました。